刻印なしの金は売れる?海外の刻印(585・750・916)の読み方と査定の確かめ方
刻印が見当たらない指輪、旅先で買ったネックレス、「585」や「916」とだけ刻まれた金。刻印がなくても金なら値段はつきます。刻印の読み方の早見表、金ではない表示、業者の確かめ方、送る前の注意点をまとめました。

形見の指輪や古いネックレスを売ろうとして、内側を見ても刻印が見当たらない。あるいは「K18」ではなく「750」「585」「916」といった数字だけが刻まれていて、本当に金なのか分からない。こうした理由で、査定に出すのをためらっている方は少なくありません。結論から言うと、刻印がなくても、素材が金であれば買取の対象になります。刻印は素材を示す目印にすぎず、業者は刻印とは別の方法で素材と純度を確かめるからです。この記事では、国内外の刻印の読み方を早見表で整理し、金ではないことを示す表示、刻印がない金を業者がどう確かめるか、宅配で送る前に気をつけたい点までを順に解説します。
刻印がなくても、金なら値段はつく
金の買取価格は、重さと純度(品位)で決まります。刻印は「この品物は18金です」といった作り手の表示で、査定の手がかりにはなりますが、値段そのものを決めるものではありません。古い品物や手作りの品、海外で作られた品では、刻印がもともと入っていない、すり減って読めない、という例も珍しくありません。
福ちゃんの金・貴金属の買取ページでも、よくある質問で「お持ちの貴金属の品位が不明でも大丈夫です」と案内されています(2026年10月時点)。刻印がないからといって処分してしまうのが、いちばんもったいない選択です。チェーンが切れている、留め具が壊れているといった状態でも素材の価値は残ります。詳しくは壊れた金・貴金属でも売れる?をご覧ください。
刻印の読み方早見表
刻印には、日本でよく使われる「K18」のような表し方と、純度を1000分率で表す「750」のような数字の表し方があります。海外で作られた品は数字だけのことが多いので、対応を知っておくと見当がつきます。
| 刻印の例 | 純度 | 一般的な呼び方 |
|---|---|---|
| K24・999・1000 | 99.9%以上 | 24金(純金) |
| K22・916・917 | 約91.6% | 22金 |
| K18・750 | 75.0% | 18金 |
| K14・585 | 58.5% | 14金 |
| K10・417 | 41.7% | 10金 |
| 9K・375 | 37.5% | 9金 |
| Pt1000・Pt950・Pt900・Pt850 | 100%〜85% | プラチナ |
純度が低いほど、1グラムあたりの買取価格は下がります。たとえば同じ重さでも、24金と10金では値段が大きく違います。また、ホワイトゴールドは「K18WG」のように表され、色は銀色でも18金として扱われます。種類ごとの査定のポイントは金・貴金属の宅配買取ガイドでも紹介しています。
「GP」「GF」「GEP」は金ではない表示
注意したいのは、金の数字の後ろに続く文字です。「K18GP」「GP」は金メッキ(Gold Plated)、「GEP」は電気メッキ(Gold Electro Plated)、「GF」や「1/20 14K GF」は金張り(Gold Filled)を示します。いずれも中身は金ではなく、表面だけが金で覆われている状態です。
メッキや金張りは、貴金属としての価値がほとんど出ません。福ちゃんのページでも「メッキ製品は基本的にお買取しておりません」とされています(人気ブランドなどは例外になる場合がある、との案内です)。「K18」と書かれていても、続けて「GP」とあれば金ではないので、刻印は最後の文字まで読んでください。ブランド品のアクセサリーなら、素材とは別にブランドとしての値がつくことがあります。ジュエリー買取の基礎知識も参考になります。
刻印がない金を、業者はどう確かめるのか
刻印がない、または刻印と実物が合っているか分からない場合、業者は道具を使って素材と純度を確かめます。代表的なのは、水中と空気中で重さを量って比重を出す方法、試金石に品物をこすりつけて薬品の反応を見る方法、蛍光X線分析装置で表面の成分を読み取る方法です。どの方法を使うかは業者によって違います。
自宅でできる簡単な目安としては、磁石に付くかどうかがあります。金は磁石に付かないので、強く付くなら金ではない可能性が高いといえます。ただし、付かないからといって金だとは限りません。自宅でやすりをかけたり、薬品をかけたりするのは避けてください。表面が削れて重さが減ったり、品物を傷めたりして、かえって査定額が下がる原因になります。
刻印がない物を宅配で送るときの注意
宅配買取では、業者が確かめた結果を、後から明細で受け取ることになります。刻印がない物を送るなら、送る前に1点ずつ重さを量って写真に残し、査定結果に「品位(何金と判定したか)」と重さが品物ごとに書かれているかを確かめましょう。判定に納得できなければ、同意する前に、どの方法で確かめたのかを問い合わせてください。
査定額に同意しない場合は、品物を返送してもらうことになります。返送料は業者によって扱いが違い、福ちゃんは返送を希望する場合は着払い(利用者負担)と案内しています。刻印がない物が1点だけなら、ほかの貴金属とまとめて送るほうが、手間と費用の割に合いやすくなります。重さの確かめ方や減額の理由はこちらの記事で、宅配全般の注意点は宅配買取で失敗しないための注意点で解説しています。
海外で買った金・旅先のアクセサリーの場合
海外で買った金のアクセサリーは、国によってよく使われる純度が違います。たとえば中東やインドでは22金(916)、欧米では14金(585)や9金(375)の品をよく見かけます。日本で一般的な18金とは純度が違うので、同じ重さでも買取価格は変わりますが、金であることに変わりはありません。
海外製の品は、刻印が独自の記号だったり、刻印自体がなかったりすることもあります。購入時のレシートや保証書が残っていれば、素材を示す手がかりとして一緒に送ると、確認がスムーズに進むことがあります。純度が分からない場合でも、業者の確認を経て値段がつくのが一般的です。まずは査定に出して、判定の結果と内訳を見てから売るかどうかを決めましょう。
よくある質問
- Q. 刻印がない指輪でも、宅配買取に出せますか?
- A. 出せます。業者が比重や分析機器で素材と純度を確かめます。結果に納得できない場合に備えて、送る前に重さと写真を記録しておくと安心です。
- Q. 「750」と刻まれていますが、18金ですか?
- A. 750は純度75.0%を表し、18金と同じ意味です。後ろに「GP」などの文字が続いていなければ、金として査定されるのが一般的です。
- Q. 磁石に付かなければ金だと言えますか?
- A. 言えません。磁石に付かない金属は金以外にもあります。付くなら金ではない可能性が高い、という目安にとどめ、判断は業者の確認に任せてください。
- Q. 刻印と業者の判定が違ったらどうなりますか?
- A. 判定された純度で計算されるのが一般的です。刻印より低く判定された場合は、確かめた方法を問い合わせ、納得できなければ同意せずに返送してもらう選択もできます。
刻印がなくても、金なら素材としての価値は残ります。刻印は最後の文字まで読み、送る前に重さと写真を記録し、査定結果の品位と重さを確かめてから同意する。この順番を守れば、刻印のない金も安心して手放せます。
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